初めてのボイトレは？
イントロダクション
歌は「心」を伝える芸術でありながら、確かな「技術」も必要とします。
「音痴だから…」「高音が出ない…」と悩む方も多いですが、実は正しい練習を積めば誰でも確実に上達できます。
「もっと上手に歌いたい」「高音が出せるようになりたい」「感情を込めて歌えるようになりたい」――歌に関する悩みは人それぞれです。
歌は生まれつきの才能だけで決まるものではありません。正しい練習を積めば、初心者でも必ず上達し、中級・上級者はさらに表現力を磨くことができます。
今回は、ボイストレーニングと歌唱技術を 初心者向け と 中級・上級者向け に分けて、習得のステップをご紹介します。今回は、初心者向けと中級者・上級者向けに分けて、ボイストレーニングと歌唱技術の習得ステップを整理してみましょう。
初心者向け：基礎を固めることから始めよう
1. 姿勢と呼吸を整える
歌は身体が楽器です。猫背や浅い呼吸のままでは良い声は出ません。
まずは壁に背中をつけて立ち、胸を開いて自然な姿勢を意識しましょう。呼吸は「腹式呼吸」が基本。お腹を膨らませて息を吸い、ゆっくり吐き出す練習を繰り返します。
2. 発声練習で声を育てる
声は喉だけでなく、体全体を響かせることで豊かになります。
最初はハミングや「あ・い・う・え・お」の母音練習から。無理に大きな声を出さず、響きがまっすぐに通る感覚を養いましょう。
3. 音程とリズムを安定させる
歌の安定感は「音程」と「リズム感」が土台です。
ピアノやアプリで音を確認しながら歌うと、正確な音感が身につきます。さらにメトロノームを使い、拍に合わせて声を出す練習も効果的です。
4. 簡単な曲で実践
童謡やシンプルなポップスなど、音域が狭くテンポの穏やかな曲から挑戦しましょう。大切なのは「声量」よりも「安定感」です。
